お肉の豆知識

ミートドクターの お肉の豆知識

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1) かしこい お肉の保存方法は・・・?
お肉は空気に触れると酸化して、鮮度も風味も落ちてしまいます。
買ってきた肉はトレーからだし、ラップで密閉したあと保存容器などに入れて冷蔵保存しましょう。
保存温度は5℃以下でと言われていますが、できれば0~2℃が理想的です。

2) お肉の脂肪分を取り除くには・・・?
豚肉の場合下ごしらえの段階で軽く塩をふってから指で充分しごきます。
これをするだけで味を損なうことなく、アッサリとした豚肉料理を楽しむことが出来ます。
また、肉塊を料理する場合は熱湯に塩をひとつまみ入れて茹で、表面に浮き出してくる脂肪分を取れば気になりません。

3) お肉をオーブンで焼くには・・・?
食材全面に熱を伝え、全体的な焼きを入れたい料理に利用します。
まず、オーブンをしっかり温めておき、肉汁などを逃さないために素早い火通しがコツ。
オーブンの窓から焼き具合の確認を忘れずに・・・

4)ソーセージの上手な使い方
ウインナーやフランクフルトは熱湯で芯まで温めマスタードと一緒に味わって・・・
ソーセージは加熱すると皮がはじけるので、竹串などで穴をあけるか、包丁で切れ目を入れから料理します。
ボロニアやリオナのように太いものはスライスしてサラダやソテーにして・・・

5)ハム・ソーセージ・ベーコンの「食品添加物」は・・・?
イ)発色剤
一般的には「亜硝酸ナトリューム」が使われていて、発色や熟成風 味を与えたり、細菌の増殖を抑えます。
ロ)保存料
「ソルビン酸」が使われることが多く、細菌類やカビ、酵母の増殖を抑え、腐敗を防ぐ働きがあります。
ハ)酸化防止剤
「ビタミンC」が使われることが多く、酸化を防ぐことで変色や風味の劣化を食い止め食品の安全性向上、発色剤の効果を促進させる効果があります。

6)「畜産副生物」とは…?
「黒豚」と呼ばれるのはバークシャー純粋種だけです。
値段が高いのは肥育期間(240日前後)が長いからです。
牛肉のランク(「A5とかB3」)にはどんな意味があるの?
食肉を「主産物」すると皮や内臓、骨や脂(あぶら)などは副次的に生産されるものとして「畜産副産物」と呼んでいます。
畜産副産物のなかでも原皮以外の内臓などを「畜産副生物」といっています。

7)一日一食は動物性タンパク質を・・・!
ご存知の通りタンパク質には動物性と植物性の二種類があります。
前者はお肉や魚、タマゴなどから、後者は大豆などから摂取することが出来ます。
カロリーを気にするあまり肉料理を控える人も多いですが、植物から摂できるものと動物から摂取できるものとでは栄養的価値は違います。
タンパク質以外にもビタミンなど動物性の方が優れている成分もあるのです。